Fallschirmjager Crete 1941

 Dragon 1/35th kit #6070 German Fallschirmjager (Crete 1941)


 □ VOLSTAD氏のすばらしい考証とバランスのとれたスタイリングで期待していたドラゴン製フィギュアであるが、あまりネットで完成品にお目にかかれません。
 理由は様々あるのでしょうが、自分としてはパッケージどおりのスタイリングにならないのが最大の理由なのかと考えています。
 2000年代のラインナップにはいろいろスタイリングにも傾向があるみたいで、原型師の好みなのか癖なのか、「逆三角形型」、「脚貧弱型」、「痩せ手長足長型」など様々な特徴があるようです。
 当時、ドイツ降下猟兵のモデルアップのたびに購入して、仮組みをするたびがっかり感を何度も味わっておりましたが、このたび修正作業でどこまで納得が行くスタイリングになるか試してみようと思います。
 題材は「Dragon 1/35th kit #6070 German Fallschirmjager (Crete 1941) 」。 パッケージ右端のパーツDのフィギュアを修正してみます。
 このキットの場合、下半身はよしとして、やはり肩幅が極端に大きく上腕の筋肉が異常に大きい印象があります。
 下半身はジャンプ・スモックのデザイン上、多少はダブダブ感があってもよいと思いますので今回は無修正とします。
 これをキットのパッケージを見ながら、ボディ側を約1.5mm、腕の内側上部を1.5mm、上腕外側を1mm程度削ってやるとかなりいいバランスになるようです。
 今回ヘッドパーツはホーネットからの選定です。 多少ヘッドと肩幅のバランスもあるかもしれませんが、上半身を小さくまとめることでなんとか使えそうです。
 このあと、ディテール・アップ作業を行います。

 □ 装備品ディテールアップ後、ボディへのフィッティングを行い、モールドによるスリングを削り取り、マスキングテープによるスリングを装着します。
 
 □ こちらはパーツAですが、ドラゴンの歩行ポーズにありがちなハの字になっています。
 股下を4mmほど削り、脚が平行になるように修正しています。
 腕周りはパーツDと同様の修正を行っています。


 □ 装備品ディテールアップ後、ボディへのフィッティングを行い、モールドによるスリングを削り取り、マスキングテープによるスリングを装着します。
 (ベルトリンクのボディフィッティングに失敗してやり直しています。 1mmほど身体にめり込む様に修正しました。 またサスペンダーとの不整合にも気がつき修正しています。)
 
 □ こちらはパーツB、Cです。 Cはやはり組んでみると脚が平行ではなくハの字になっています。
 Bは踏ん張っている雰囲気が出ていてこのままでOKとします。
 腕周りはパーツDと同様の修正を行っています。

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